「たまプラーザ駅は、東急田園都市線で渋谷駅まで約20分。さらに半蔵門線との直通運転によって、表参道駅、永田町駅、大手町駅などに乗り換えなしでアクセスできます。また、隣のあざみ野駅では横浜市営地下鉄ブルーラインも利用でき、横浜方面へのアクセスにも強みがあります」

「渋谷まで20分」以上に
重要だった都心とのつながり方

 単純にターミナル駅の渋谷や横浜に近いというだけでなく、ビジネスや商業の中心地と直接つながることが、沿線価値を高める要因になったという。

 一方、多摩センター駅も京王相模原線と小田急多摩線が乗り入れ、新宿駅に30分強でアクセスできる。一見すると、交通の便は悪くはない。

「多摩センター駅は新宿方面へのアクセスに強みがある一方、渋谷や六本木、大手町などへ向かう際には乗り換えが必要です。つまり両駅には、都心への直線距離というよりも、都心のどの場所と、どのように接続するかに違いがあるのです」

「住みたい街たまプラーザ」と「高齢化する多摩ニュータウン」明暗を分けた決定的な違い多摩センター駅 Photo:PIXTA

 さらに、鉄道だけでなく道路のアクセス面でも差が付いている。

「たまプラーザは東名川崎インターチェンジに近く、東名高速を使えば静岡や名古屋方面へも移動しやすい。また、新横浜方面へも近く、新幹線を利用する際の利便性もあります」

「多摩センター周辺は中央自動車道の利用がメーンでしょう。ただ、都心方面へは高井戸周辺などで渋滞が多い。こうした鉄道と道路を含めた交通環境の違いが、長い時間をかけて住みたい街か否かに、影響しているでしょう」