多摩センター イオンとベネッセ Photo:PIXTA
多摩ニュータウンはオワコンではない?
見過ごされがちな強みとは
高齢化や住宅の老朽化が語られることが多い多摩ニュータウンだが、牧野氏は「失敗した街と見るのは適切ではない」と分析する。
「日本最大級のニュータウンだけあって、人口規模が大きく、企業にとって一定のマーケットがあります。例えばベネッセホールディングスが東京本部を多摩センター駅付近に構えるなど、職住近接を意識した企業立地も進んでいます。都心に通勤するだけではなく、地域の中で働くという選択肢を考える人にとっては、十分な魅力を持った街です」
また近年では、団地の価値を見直す動きがある。例えば、UR都市機構と無印良品は団地再生の取り組みを行っている。
「既存の団地の良さを生かしながら、間取りや暮らし方を見直し、若い世代にも選ばれる住まいへ再生する取り組みです。団地の魅力を再発見し、新しい住民を呼び込むきっかけとして非常に意味があるでしょう」
多摩ニュータウン Photo:PIXTA
「とはいえ、東急のように、街そのものを長期的な事業として育てる仕組みではありません。街のブランドを継続的に高めるという点ではやはり、多摩田園都市と多摩ニュータウンは異なるモデルだと考えられます」







