「ゆずレモンコーヒー」が大人気!?
低価格化×多様化する中国コーヒー市場
ラッキンコーヒーを筆者が訪れた日、北京はとても蒸し暑く、店内はエアコンで涼む客で大賑わい。家族連れからビジネスパーソンまでごった返していた。持ち帰り客も多かった。店員はネット注文の商品をせっせと包装し、フードデリバリーの配達員がひっきりなしに訪れていた。
注文は基本的にスマホとQRコードで行う。この日の割引商品だった「レモンアメリカン」を選んでみた。定価は20元(約465円)だが、この日は12元(約290円)。瑞幸はアプリで大幅な割引クーポン配布やキャンペーンを常に行っているのも人気の理由だという。
レモン果汁とコーヒーの組み合わせが美味しいのか半信半疑だったが、ひとくち飲むと、フルーツとコーヒーがうまくミックスされており、新鮮な味だった。
コーヒーはデリバリーサービスでも人気で、割引対象になりやすく、店舗に行って飲むよりも安い時もある。デリバリーでスターバックスのキャラメルラテを頼んだとき、定価は30元(約700円)だが、割引で13元(約300円)だった。味は、店で飲むものと変わらない。
ラッキンコーヒーの「レモンコーヒー」は新鮮な味だった 筆者撮影
日本でも知っている人が増えているラッキンコーヒー 筆者撮影
中国のコーヒー事情を語る上でデリバリーサービスの存在は外せない 筆者撮影
大人気のジュース専門店、蜜雪氷城にて「ゆずレモンコーヒー」 筆者撮影
いつも長蛇の列ができている、ジュース専門店「蜜雪氷城」もコーヒーを売っている。アメリカンの味は普通。思い切って「ゆずレモンコーヒー」注文してみた。値段は6元(約140円)。ラッキンコーヒーよりも安いが味は負けていない。
中国の特にZ世代は、コーヒーに何かを組み合わせることへの抵抗感が少なく、「ココナッツ×コーヒー」や「烏龍茶×コーヒー」といった、新しいフルーツ・お茶系コーヒーが次々とヒットしている。
アリババ傘下のネットスーパー・盒馬鮮生(フーマーフレッシュ)で売っている、カップ型のアイスコーヒーも面白い。購入時はコーヒーが凍っていて、溶かしながら飲むというもの。値段は6.9元(約160元)。味は普通に美味しい。
このように、さまざまな店で安価かつ多種多様なコーヒーを楽しめるようになったのは、消費者ニーズの高度化と企業間の競争によるところが大きい。







