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高収入や安定した雇用は、働く幸せを保証するのか。全国の就業者4634人を対象にした調査では、年齢や職位、雇用形態、業種、年収によって、「働く幸せ実感」に大きな違いが見られた。年収1000万円から3分の1になりながら、「幸福度は100倍になった」と語る元ITエンジニアの事例とともに、仕事と幸せの意外な関係を読み解く。※本稿は、幸福学研究者の前野隆司『職場の憂鬱「無気力な毎日」には理由がある』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
働く幸せ実感は
7点満点で平均4.3
あなたは今、幸せに働けていますか。こう聞かれて、迷わず「はい」と答えられる人は、どれくらいいるでしょうか。
私たちの研究チームは、パーソル総合研究所(編集部注/労働市場や人材開発、新しい雇用の在り方や働き方など、人と組織にまつわる領域について調査研究を行うシンクタンク)と共同で、全国の働く人を対象にした大規模な調査を行い、4634人の就業者に「あなたは幸せに働けていますか」と尋ねました。
その結果は、率直に言って衝撃的でした。下のグラフをご覧ください。「働く幸せ実感」と「働く不幸せ実感」の年齢別分布です。
同書より転載 拡大画像表示
7段階で評価してもらったところ、働く幸せ実感のスコアの全体平均は7点満点中4.3前後。ちょうど真ん中の「どちらとも言えない」あたりに答えが集中していました。つまり、多くの人が「幸せとも不幸せとも言えない」という、なんとも煮え切らない感覚のまま、日々働いているわけです。







