【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ#13Photo:Xavi Torrent/gettyimages

ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の#13では、IT業界の予測年収を独自に推計し、全88社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

IT業界の予測年収ランキング
業績好調で年収はどうなる?

 ここ数年のデジタルトランスフォーメーション(DX)ブームやIT投資の増加によって、IT業界の業績は大きく伸長してきた。

 特に大手企業の業績はうなぎ上りだ。富士通は2026年3月期の調整後営業利益が3800億円と、前年比で23.7%の増加を見込む。また、野村総合研究所は26年3月期の営業利益が前年比11.2%増の1500億円、同じくNECは調整後営業利益が18.4%増の3400億円となる見込みだ。

 もちろん、個々の企業に差はあるが、クライアント企業の意欲的なIT投資の波及効果で、業界全体に追い風が吹いている状況だ。生成AIの台頭は脅威になり得るが、むしろコスト削減や新しいビジネスチャンスにつながる可能性もあり、今後もしばらくはホットな状況が続く。

 では、そんなIT業界の将来の年収はどうなっているだろうか。ダイヤモンド編集部では、恒例となっている「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、25年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。

 具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。

 今回、IT業界の全88社のランキングを作成した。

 裾野が広い一方、大手を中心に高年収企業も多いのがIT業界の特徴だ。実際、推計の結果、予測年収が1000万円を超える企業が9社も登場した。

 富士通、NEC、野村総合研究所、日本オラクル、オービック、大塚商会、電通総研、SCSK、TIS、BIPROGY、日鉄ソリューションズ、三菱総合研究所、さくらインターネット、トレンドマイクロ、SHIFT、PKSHA Technology、メルカリ、GMOフィナンシャルゲート、GMOペイメントゲートウェイ、LINEヤフー、ラクスル、Sansan、サイボウズ……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。