イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区ガザに恒久的な和平を確立するというドナルド・トランプ米大統領の計画を拒否した。数週間前にイスラム組織ハマスの武装解除に向けた「歴史的な合意」を称賛していたトランプ氏と、公然と決裂する異例の展開となった。同計画は、ガザ地区からのイスラエル軍の段階的な撤退と並行してハマスの武装解除を求めているが、ネタニヤフ首相は9日、ハマスが完全に武装解除されるまで撤退は起こり得ないと述べた。閣議と動画声明で明らかにされたネタニヤフ氏の決断は、数カ月にわたり舞台裏で摩擦が続いていたトランプ氏の怒りを買う恐れがある。ガザの和平プロセスが崩壊すれば、トランプ氏がイラン戦争への対応に追われる中、同政権が2期目における主要な外交成果と位置付けてきたものが失われることになる。