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ライフスタイルや働き方の多様化が進む中、従来型の人材育成には、限界がある。上司が部下の本音を引き出し、成長につなげるには?※本稿は、起業家の池原真佐子『相手に寄り添いながら成長を後押しする「メンター」の教科書』(日本実業出版社)の一部を抜粋・編集したものです。
誤解されがち?
メンター制度の本質とは
これからの時代に必要とされる「斜めの関係」としてのメンターについてお話しする前に、そもそも「メンタリング」とは何か、そして「メンター」とは具体的にどのような存在なのか、その定義と本質について紐解いていきましょう。
メンタリングとは、人生やキャリアにおいて少し先を行く人(メンター)が、対話を通じて、相手(メンティ)の成長をサポートする人材育成手法の1つです。
しかし、単に業務知識を教えたり、相談に乗ったりするだけではありません。メンタリングは、メンティの成長や育成を目的に、双方向の対話を通じて自己理解を助け、キャリア形成上の課題を解決し、メンティの能力や長所を最大限に伸ばすためのプロセスです。
では、「メンター」とはどのような存在なのでしょうか。
ひと言で言えば、メンティとの深い対話を通じて、自身の経験や知見を分かち合い、メンティの人生やキャリア、ビジネスの「導き手」となる存在です。
ここで誤解してはいけないのが、メンターとメンティの関係は、上司と部下の「縦の関係」とは異なるということです。
メンターは、一方的に指示や命令を下したり、相手を評価・ジャッジしたりする役割ではありません。あくまでもフラットで双方向な対話を通じて、相手の心理的かつ社会的な成長をサポートします。正解のない人生において、メンティが納得できるキャリアを形成していくために伴走する――それがメンターなのです。







