仕事だけでなくプライベートについても有意義な働きかけをしてくれる、「メンター」という存在。良いメンターを見つけるためには、人物のどのようなところに注目すればいいのだろうか。人から慕われるメンターは、自らのアイデアやスキルを出し惜しみせず、自分よりも年下の人間も含め全方位から学ぶ姿勢を保ち続けているという。※本稿は、前田康二郎『メンターになる人、老害になる人。』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を抜粋・編集したものです。
「進化」し続けるメンターは
周囲を「負けまい」と思わせる
私の周囲のメンターの方々は、お会いするといつも何かにチャレンジしています。新しい仕事にチャレンジしている方、ボランティアに勤しんでいる方、趣味をプロ級までに極めようとしている方……たとえば1年に1回お会いするメンターの方は、いつも前回お会いした時から「進化」されているので、自分も負けたくないと影響を受け、毎年、年始に「今年実現したいこと」を目標に掲げてそれを実現することが自分の習慣になりました。
すると、メンターの方にお会いしている時間は、お互いにこの1年何をやってきたか、これから何をやりたいのかを話しているだけですぐに数時間過ぎてしまい、いつもお互いに愚痴を言う暇すらありません。
どのようなことでもいいので、現在進行形で日々行えることを作ると、自分の人生にも集中でき、生涯進化し続けることができると思います。