かといって軽薄に、ノリで、軽く誘いなさいという話をしたいわけではありません。もっと具体的なスキルをお伝えしたい。
断られても傷つかない
3種の保険を用意する
人を誘うスキルの基本として、最初にお伝えしたいのが、「自分」を差し出す代わりに、相手がきっと楽しんでくれるであろう「担保」「メリット」「保険」を用意せよ、という鉄則です。
たとえば、まだ自信のない相手をデートに誘うとき、「僕とデートしてください!」と真正面からぶつかって玉砕したら、傷つきますよね。しかも、OKされる確率も低そう。
でも、「超有名バンドの、入手困難なコンサートチケットが手に入ったんだけど、一緒に行かない?」と言えば、OKの確率は跳ね上がります。大昔から多くの恋する若者たちが実践しているテクニックです。
これは、相手にとってメリットがあるだけでなく、「万が一、私というコンテンツが相手にハマらなかったとしても、なかなか行けないコンサートに行けるのはたいてい嬉しいだろう」という保険を用意できているので、誘う側としても精神的にラク。これが大きい。
「私、どうですか?」ではなく「こういういい話、どうですか?」と誘う。「私」を売り物にするのではなく、別のメリットを差し出す。これが、誘いを軽やかにする技術です。
「あなたが好きです。私を受け取ってください」という、どストレートなお誘いは、恋愛映画の中だけと割り切るべきでしょう。
「店・人・コンテンツ」を
誘いの保険にする
この、相手がOKしやすい&断られても傷つきにくい「保険」「言い訳」には、大きく分けて3つの種類があるでしょう。
(1)店の保険「私がつまらなくても、予約の取れない店に行けますよ」
「おいしいと評判の店」「予約の取れない店」「旬のものが食べられる店」といったメリットです。たとえば「なかなか予約の取れない人気の焼肉店が取れたんだけど、どう?」と誘ってみる。そうすると、相手には「予約の取れない店に行ける」「評判の店に行ける」というメリットが生まれるので、OKしやすい。







