仕事はできる。評価もされている。成果だって出している。それなのに、なぜか「突き抜けられない」――。もしそう感じているなら、原因はあなたの能力ではなく、むしろ「真面目さ」にあるかもしれません。しかも厄介なのは、優秀な人ほど、その罠にハマっていることに気づきにくいこと。本記事では、世界のトップ層を見てきたエゴンゼンダーのパートナー・元日本代表でスタンフォード大学客員研究員の丸山泰史氏による新刊『「考えてばかりで動けない」がなくなる真面目の縛りを解く方法』から「真面目の罠」の恐ろしさと、自分がハマっていないかを確かめる「直感診断」を抜粋・編集して紹介します。(構成/ダイヤモンド社・井上敬子)

【直感診断】仕事ができる人ほど危険!? 成長を奪う「真面目の罠」とは?Photo: Adobe Stock

優秀な人ほど気づかない「真面目の罠」の恐ろしさ

 真面目であるがゆえに、能力が抑制されてしまう「真面目の罠」。実は、その恐ろしさは、罠にハマっていることにほとんど気づかない点にあります。

 特に、「自分はちゃんと仕事ができているし、評価もされている」と自負している優秀なビジネスパーソンほど自覚症状がありません。なぜなら、真面目に努力を重ねていれば、成果はそれなりについてくるからです。

 しかし、真面目の罠の恐ろしさは、まさにそこにあります。
 成果は出ている。だから自分のやり方を疑うことがない。その結果、罠から抜け出すことができない。
 
これが、真面目の罠の恐ろしい正体です。

 そして、真面目の罠にハマると、実は大切なものが見えなくなります。

 それは、その成果を確保するという道を選んだ結果、もう一方の道の先にあったかもしれない、チャンスや成長です。つまり、とりあえず成果が出ているからと安心していると、実は人生で大損しているかもしれないということです。

【直感診断】仕事ができる人ほど危険!? 成長を奪う「真面目の罠」とは?『真面目の縛りを解く方法』丸山泰史著 より