稲盛和夫一日一言Photo:AFP=JIJI

京セラ創業、日本航空(JAL)再建など数々の実績を残した稲盛和夫氏。その言葉には、経営だけでなく、仕事や人生に通じる普遍的な知恵が詰まっています。『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)から、一日一つの言葉をご紹介します。今日の仕事や人生のヒントは、この言葉の中にあるかもしれません。

9月14日、今日は何の日?

 9月14日は「世界アトピー性皮膚炎デー」です。

 皮膚疾患の患者団体で構成される国際組織GlobalSkinと、欧州のアレルギー・気道疾患患者団体の連合組織EFAによって、2018年に始められた国際的な啓発デーです。

 アトピー性皮膚炎が本人や家族の生活に及ぼす影響や、外からは分かりにくい負担への理解を広げるため、世界各地で啓発活動が行われています。

 世界アトピー性皮膚炎デーが伝えていることの一つが、外からは分かりにくい負担も含め、当事者の経験や置かれている状況を理解することの大切さです。

 職場にも、体調や家庭の事情、抱えている業務の負荷など、外からは見えにくい事情を抱えながら働く人がいます。一人ひとりの状況は異なり、同じ環境や働き方が、すべての人にとって同じように働きやすいとは限りません。

 強い組織をつくるには、相手の置かれた状況を知ろうとし、必要に応じて働き方や環境を整えることが大切です。必要な配慮が行き届き、それぞれが安心して力を発揮できる環境は、チーム全体の信頼関係にもつながります。

 稲盛和夫氏も、経営の根底に人を思いやる「利他の心」を置きました。

 では、9月14日に紹介する稲盛氏の言葉から、一人ひとりが力を発揮できる組織づくりについて考えてみましょう。