稲盛和夫一日一言Photo:SANKEI

京セラ創業、日本航空(JAL)再建など数々の実績を残した稲盛和夫氏。その言葉には、経営だけでなく、仕事や人生に通じる普遍的な知恵が詰まっています。『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)から、一日一つの言葉をご紹介します。今日の仕事や人生のヒントは、この言葉の中にあるかもしれません。

9月15日、今日は何の日?

 9月15日は「老人の日」です。

 かつて9月15日は「敬老の日」でしたが、2003年から敬老の日が9月の第3月曜日へ移りました。一方、老人福祉法では現在も9月15日を「老人の日」、9月15日から21日までを「老人週間」としています。

 長く働いてきた人が持つ経験や知識は、企業にとって大切な資産です。教科書やマニュアルだけでは伝えにくい判断の勘所、顧客との関係、失敗から学んだ知恵など、年月をかけて蓄積されたものがあります。

 一方で、その知識が特定の人だけに留まれば、退職とともに組織から失われてしまいます。ベテランと若手が一緒に仕事をし、経験を言葉や仕組みにして残すことは、企業の競争力を次世代につなぐ取り組みでもあります。

 年齢にかかわらず、それぞれの強みを生かせる環境をつくることも重要です。

 稲盛和夫氏も、仲間と心を合わせ、人を育て、知恵を未来へ繋いでいくことを重んじました。

 では、9月15日に紹介する稲盛氏の言葉から、人を育て、知恵を未来へ引き継ぐ方法について考えてみましょう。