個性的な造形と快適性はさすがシトロエン。
乗るほどに癒される
実車を目にすると堂々としたプロポーションに圧倒された。ボディサイズは4655×1905×1710mm。先代モデルと比べて全長は155mm、全幅は55mm、ホイールベースは60mmも拡大している。ボディサイドを貫くシャープなラインが伸びやかさを強調。フロントマスクやボディサイドパネルの造形もSUVらしくタフさだ。一方でなだらかに弧を描くルーフラインや、リアを適度に絞り込んだキャビン造形など、仔細に観察すると繊細なスタイリングだと気づく。さすがシトロエンである。
具体的なCd値は公表していないが、エアロダイナミクス性能はハイレベル。新型の注目ポイントである“Citroen Light Wings”と呼ばれるウイング形状のリアランプは、デザインの面白さだけでなく、空気を整流し空力性能の向上にも貢献するアイテムと聞いた。
インテリアはのコンセプトは、“C-Zen Lounge”。企業理念に掲げる“乗る人すべてを柔らかく包み込む快適性”をテーマに、先進的な造形と、持ち味である良質なシートで仕立てている。
室内はリビングルームのような心地よさを追求し、やわらかい素材を用いるとともに、間接照明を意識した8色から選択可能なアンビエントライトが配されている。直線基調のインパネ中央には、ステランティス・グループ最大の13インチ縦型ディスプレイ“ウォーターフォールスクリーン”を配置。最新モデルらしくナビゲーション、メディア、車両設定、空調操作などの操作系が集約されている。最初は少し戸惑ったが、慣れると非常に使いやすく、視線移動も少ない。縦型なので地図の進行方向を長く表示できるのもありがたい。
シートはプレミアム感覚。試乗車のMAXは、前述のようにシトロエンが誇る“アドバンストコンフォート仕様”の最上級版だ。背もたれやサイドサポートに厚さ15mmものパッドを採用したシートの座り心地は最高。適度にソフトでしかも体をしっかりと支えてくれる。







