兄貴分XC60
弟分EX30との違いは?
フットワークもいい。B4はB3の18インチに対して19インチタイヤを装着。しなやかな足回りが路面をしっかりと捉える。スポーティにもジェントルにも意のままだ。この自在性がいい。
XC40の魅力は、ボルボ本来の味わいがバランスよくまとまっていることにある。どこかひとつが秀でているのではない。多様なシーンに寄り添う完成度が光る。最新のライバルでも、このクルマほど丁寧に仕立てられているクルマはなかなかない。
ちなみに兄貴分のXC60と比較したときのXC40のアドバンテージは、ちょうどいいカジュアルさにある。XC60はいいクルマだが、日常使用では“立派すぎる”と感じるケースもある。価格も250万円ほど高価だ。
一方、BEVの弟分、EX30と比べるとXC40は室内の余裕がアドバンテージ。EX30の後席はやや狭い。XC40は余裕たっぷり、大人4名でのドライブが楽しい。荷室も広く使い勝手に優れている。またACCなど運転支援機能の制御もXC40のほうが緻密。EX30は時としてラフな動きを見せるが、XC40は滑らかである。
ボルボは長くつきあうほど愛着が湧くクルマ、XC40はまさにその典型だと感じた。9年目を迎え、ますます輝いている。20年選手になっても色褪せない本物である。
(CAR and DRIVER編集部 報告/岡本幸一郎 写真/横田康志朗)








