「いつもメンタルが安定している人は、何が違うのだろう」――仕事をしていれば、忙しさや人間関係など、ストレスを感じる場面は避けられません。それでも、大きく調子を崩す前に自分を立て直せる人がいます。実は、そうした人はストレスに強いというより、自分の心や体に起きている小さな変化を見逃しません。では、メンタルを安定させるために、職場で忘れずにしておきたい習慣とは何なのでしょうか。『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の著者・本田淳也氏が、その考え方を解説します。
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ストレスをゼロにすることはできない
仕事をしていれば、嫌なこともあります。
上司の一言が引っかかる、仕事が重なって余裕がなくなる、人間関係で少し疲れる
――こうしたストレスをゼロにすることはできません。
大切なのは、ストレスを感じないことではありません。
メンタルが安定している人は、「今、自分は少しストレスを感じているな」と、早めに気づくことを意識しています。
気づかなければ、対処できない
「最近ちょっとイライラする」「朝、会社に行くのが少し億劫になってきた」「いつもなら気にならない一言が引っかかる」
こうした小さな変化に気づけると、まだ余裕があるうちに動けます。
今日は早く帰ろう、少し仕事を減らせないか相談しよう、昼休みに一人になる時間をつくろう、誰かに話してみよう
――選択肢はいくらでもあります。
逆に「これくらい大丈夫」「忙しいんだから仕方ない」と気づかないふりをしていると、ストレスは静かに積み重なっていきます。
そして、かなりたまってから初めて対処することになります。
小さいうちに手を打つのと、大きくなってから動くのとでは、回復にかかる時間が違います。
自分の変化に気づくためのサイン
ストレスが積み重なってきたとき、体や行動に出やすいサインがあります。
睡眠が浅くなる、食欲がなくなる、趣味が楽しめなくなる、ミスが増える
――こうした変化は、心が「そろそろキツイ」と出しているサインです。
早めに気づいて、早めに動く。それだけでも、ストレスを必要以上にため込むことを防ぎやすくなります。
メンタルが安定している人は、強い人ではない
メンタルが安定している人は、いつも心が穏やかな人ではありません。
自分の心の揺れに早めに気づこうと意識し、小さいうちに対処している人です。
「最近、自分どうかな」と立ち止まり、自分の変化に早めに気づくこと
――それが、メンタルを安定させるための大切な習慣です。








