話が下手なわけでも、無口なわけでもない。それなのに、「この人と一緒にいても、なぜかつまらない」と感じる人はいないだろうか。一緒にいて楽しい人と、そうでない人を分けるものは、話術やユーモアのセンスだけではない。実は、日頃のちょっとした考え方に違いがある。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「一緒にいてもつまらない人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「一緒にいてもつまらない人」の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

「この人といると、なんだかつまらない」と感じる瞬間

 話が下手なわけでもない。
 無口なわけでもない。

 それなのに、「この人と一緒にいても、なんだかつまらないな」と感じる人はいないだろうか。

何を提案しても「でもさ……」

 以前、何人かで旅行へ行ったときのことだ。

「せっかくだから、この店に入ってみない?」
「ちょっと遠回りして、あそこにも行ってみようよ」

 そんな提案が出るたびに、

「でも、混んでそうじゃない?」
「そこまでして行く意味ある?」
「別にここでよくない?」

 と返す人がいた。

 もちろん、無理に何でも挑戦する必要はない。

 しかし、何を提案しても「やらない理由」から考えていると、せっかくの出来事がそこで終わってしまう。

 一方で、「よくわからないけど、行ってみようよ」と言う人が一人いるだけで、その場は不思議と楽しくなる。

 では、この違いはどこから生まれるのだろうか。

「意味がない」と思った瞬間、可能性はなくなる

『あきれるほど小さい習慣』には、こんなページがある。

こう感じたこともあるはずです。
私は、私の人生を生きているんだろうか?
それとも、ただ時間を消費しているだけなんだろうか?
しかし、私たちがコントロールできるのは、一発逆転のような結果ではありません。
今、この瞬間の小さな一歩だけです。
「どうせできない」「意味がない」
そう思った瞬間、可能性の芽は摘(つ)み取られてしまいます。
でも、動ける人は違う。
たった1つのヒトデを救うように、小さな行動を積み重ねていく。
そんな、あきれるほど小さな一歩を踏み出せる人こそ、自分の可能性を信じ、未来を切り開くことができるのです。

――『あきれるほど小さい習慣』より

「それ、意味ある?」
「どうせ面白くないでしょ」

 そうやって、やる前から結論を出してしまえば、そこで何も起こらなくなる。

 面白い出来事というのは、最初から「絶対に面白い」とわかっているものばかりではない。
 なんとなく入った店が最高だったり、予定になかった寄り道が思い出になったりする。

 小さな「やってみよう」の先に、予想外の楽しさがあるのだ。

つまらない人は、「やらない理由」ばかり探す

 一緒にいて楽しい人は、何にでも賛成してくれる人ではない。
 ただ、「ちょっと面白そう」と思ったことに対して、すぐに可能性を閉ざさない。

 一緒にいてもつまらない人の特徴・ワースト1は、何に対しても「やらない理由」から考えてしまうことだ

 失敗してもいい。つまらなかったら、それはそれでいい。
「とりあえず、やってみようか」と小さく動いてみる。

 その姿勢が、自分の人生だけでなく、一緒にいる人との時間まで面白くしてくれるのである。