「若い頃は順調だったのに、年齢を重ねるにつれて、なぜか生きづらくなってきた」。そんな人は、能力が落ちたわけでも、努力が足りないわけでもないのかもしれない。仕事での立場、家族との関係、体力や生活環境など、年齢とともに自分を取り巻く状況は変わっていく。それなのに、昔うまくいった方法を繰り返していると、頑張るほど苦しくなることもある。では、若いうちは順調でも、年を重ねるほど「人生が詰んでいく人」には、どんな特徴があるのだろうか。『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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人生がうまくいかなくなる「予兆」
「これまでと同じように頑張っているのに、なぜか前ほど物事がうまく進まない」
年を重ねるなかで、そんな感覚を抱くことはないだろうか。
若いうちは、体力や勢いがある。
周囲に助けを求めやすく、多少の失敗もやり直しやすい。目の前の課題にひたすら取り組むことで、道が開けることも多い。
しかし、仕事で求められる役割や、家族・健康・お金との向き合い方は、少しずつ変わっていく。
かつては有効だった「もっと頑張る」「我慢して続ける」「自分一人で何とかする」という方法が、いつまでも通用するとは限らない。
それにもかかわらず、うまくいかなくなったときほど、人は慣れ親しんだ方法に頼りたくなる。
若いうちは順調でも、年を重ねるほど「人生が詰んでいく人」の特徴。
それは、これまでうまくいっていたやり方を手放せないことだ。
物事に対して他のアプローチをする
そのヒントになるのが、次の言葉である。
問題へのアプローチを変える
これまでの人生で私をここまで導いてきたものは、次に進むべき場所に行くためには十分ではなかったのだ。ただ懸命に頑張るだけではだめだった。自分が望む通りに世界が変わるのを期待してはいけないのだ。
それは私にとって大きな変化の始まりだった。学ぶべきことはたくさんあったが、物事に対してこれまでとは違うアプローチをしなければならないとわかったのはとても大きな気づきになった。
私たちは、問題にぶつかると、それまでと同じような解決策を取ろうとする。たとえそれが、適切な解決策ではなかったとしてもだ。ことわざにあるように、金槌を持って
いると、あらゆるものが釘くぎに見えてしまう。
若い頃に身につけた努力の仕方や成功体験は、たしかに自分を支えてくれる。
だからこそ、それを手放すのは簡単ではない。
だが、以前と同じように働いているのに苦しい。人間関係がうまくいかない。頑張っても状況が変わらない。
そんなときに必要なのは、努力の量を増やすことではなく、やり方そのものを見直すことかもしれない。
過去にうまくいった方法を否定する必要はない。
ただ、その方法だけに頼り続けないことは大切だ。
これまでの自分を支えてきたやり方を、必要に応じて更新していく。
その柔軟さが、これから先の人生を前に進める力になる。






