ユニークなのは、先進のライトシステムだ。クワトロに標準のデジタルマトリクスLEDライトは、幅約13mmのライトモジュールに2万5600個ものマイクロLEDを搭載。走行状況に応じて従来以上の高解像度ライティングを実現するとともに多彩なパーソナライゼーションを約束する。フロント&リアのライトシグネチャーは、ドライバーの好みに応じて4種のデザインから選べるようになっている。

 室内は先進イメージで統一。ドアからダッシュボードまでが一体に造形され、ドライバーとパッセンジャーを包み込むソフトラップデザインが印象的だ。メーターを含むデジタルディスプレイは、コンパクトセグメントで初採用の11.9インチのバーチャルコクピットプラスと、12.8インチのMMIタッチディスプレイの組み合わせ。ドライバーオリエンテッドな曲面形状で視認性と操作性を高め、最新のデジタル体験を提供する。

 操作性も新世代。ステアリングコラム右側には機能的なシフトセレクターが配置され、左側はターンシグナルを含めたライト系とワイパースイッチを統合。ドライバーがより直感的に操作できるようになったのは朗報だ。新しいシフトセレクターは、センターコンソールの有効スペース拡大にも貢献している。

全域パワフル。
2バルブ式電制ダンパーが快適な走りを演出

 パワートレーンは前述のように2種類が用意され、110kWはMHEV仕様の1.5Lターボ(150ps/250Nm)を搭載したFWD。試乗車のクワトロ150kWは2Lターボ(204ps/320Nm)と4WDの組み合わせとなる。

 150Kw車の0→100km/h加速は110kWよりも2秒速い7.1秒。十分にパワフルな動力性能を身につけている。Sトロニック(7速DCT)が滑らかかつダイレクトに駆動力を伝えるのも印象的だ。日常シーンから高速道路までパフォーマンスは余裕たっぷり。静粛性も全般的に高い。どこまでも走って行きたくなる。