もちろんエンジンも新しい。出力、トルクとも向上した自然吸気の1.4Lの発電特化型エンジンを組み合わせることで、燃費性能および静粛性を大幅に向上させた。WLTCモード燃費は従来比で11%も向上した25.7km/L(FF)。これはエンジンだけでなく電動ユニットの一体化、そして空気抵抗の改善や回生協調ブレーキなど、車両全体のリファインが大きく効いているという。

 プラットフォームはCMF-Bに刷新。これによりボディねじり剛性は+20%、サスペンション横剛性は+20%、ステアリングシステム剛性も60%向上。高剛性化によりハンドル応答性をはじめ、走りの質が大幅に向上している。さらにこのクラスながら4WDモデル機構には、緻密な制御で定評のe-4ORCEシステムを採用した。これも走りを大きくグレードアップする要因である。

 テストドライブはFFとe-4ORCEを東京湾岸部の首都高速と一般道で乗り比べた。まず印象的だったのは、両車ともにエンジンがかかる頻度が非常に少ないこと。だから静粛でモーターの力強さが存分に味わえる。どうしてこれが可能となったかというと、発電に特化したエンジンの発電能力が高いことと、5in1電動ユニットの効率が高まったおかげだという。

 さらに、ある程度車速が上昇すると、エンジンが始動しても気づかない。それほど音の変化が少なく振動も小さい。わずかに聞こえるエンジン音も3気筒とは思えないスムーズな音質である。

 パフォーマンスは優秀。従来のe-POWERは中~高速域からの再加速でもたついた。だが第3世代e-POWERは反応がいい。高めの車速域からでも伸びやかで力強い加速が得られるので気持ちいい。なかなかスポーティである。これは大きな進化ポイントだ。