コンサル大解剖Photo:PIXTA

業界や企業の勢いを如実に表すのが新卒採用の動向だ。長期連載『コンサル大解剖』の本稿では、前回のコンサルティングファームに引き続き、2026年春までに卒業した有力大学の学生の就職実績を基に、主要なIT・SIer企業の大学別就職者数の一覧を公開する。業界全体の採用動向と共に、各社の大学別の内訳を詳解。東大や早慶、MARCHといったトップ大学から多く学生を獲得した企業とは。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

NTTデータの主要大採用は400人超え
IT業界の新卒採用は依然旺盛

 生成AIの台頭により、新卒の大量採用がリスクにもなり得るのはコンサルティングファームだけではなく、IT企業も同様だ。AI時代におけるビジネスモデルの変革を見据えて、脱人月型のビジネスへの転換を意識する企業も多く、その切迫感はコンサルよりも強いものがある。

 とはいえ、足元で企業のITニーズは非常に旺盛で、各社共に業績は好調だ。そうした中で、依然として事業成長のための人材採用への注力が続いている。

 ダイヤモンド編集部は昨年に続き、2025年度(26年3月まで)に卒業した有力大学の就職者の実績を基に、主要なコンサルファームの大学別就職者数を集計した(『東大・早慶…トップ11大学×27ファーム「コンサル就職者数」大公開!【2026年版】アクセンチュアは600人超、大手で採用復活!?』参照)。今回はそのコンサル編に続き、主要なIT・SIerの大学別の就職者数の集計結果を公開する。

 大学別の就職者数は、企業の人気や勢い、ブランド力といった“実力”を分かりやすく示すバロメーターだ。また、業界全体の動向を把握するのにも有用だ。

 集計の結果、IT・SIer15社の就職者数合計は微減ではあったものの、24年の人数は上回っており、依然として新卒採用の強さが浮き彫りとなった。一方で、IT業界でも屈指の大手企業において、トップ大学就職者数がなんと200人以上減少しているという驚きの事実も判明した。一体その企業とは。

 次ページで、詳細を明らかにしていこう。

対象企業:NTTデータ、富士通、NEC、日本アイ・ビー・エム、日立製作所、野村総合研究所、日本総合研究所、SCSK、伊藤忠テクノソリューションズ、TIS/インテック、大和総研、日鉄ソリューションズ、三菱総合研究所、BIPROGY、大塚商会

対象大学:東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、関西学院大学、同志社大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学