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あおぞら銀行と戦略コンサルティングファームのアーサー・ディ・リトル・ジャパン(ADL)は10月、ミッド・スモール(中小型)キャップの企業を主な対象に、少数株主として出資し経営改革を支援する合弁会社あおぞらADLソリューションを8月に設立したと発表した。長期連載『コンサル大解剖』の本稿ではインタビューの後編として、新会社の代表取締役を務めるADLの大原聡氏とあおぞら銀行の八重樫哲治氏、ADL日本代表の祖父江謙介氏に、先行するプライベート・エクイティ(PE)ファンドやコンサルファームとの戦略の違いを聞いた。(聞き手/ダイヤモンド編集部 永吉泰貴)
ミッド・スモールキャップの改革に照準
PEファンドとは異なる支援戦略とは?
――8月中旬にアーサー・ディ・リトル・ジャパン(ADL)とあおぞら銀行が共同出資で設立したあおぞらADLソリューションは、ミッド・スモール(中小型)キャップの企業を主な対象としています。ADLは大企業向けの支援が中心でしたが、その強みを十分に発揮できるのでしょうか。
祖父江 これまで大企業を中心に提供してきた支援を(中堅・中小企業にも)広げたいと考えています。ADLが培ってきたケイパビリティ(能力)を生かせば、サービスの質を維持しながら支援対象を広げることは十分可能です。
大原 今回の枠組みでは、大企業よりもミッド・スモールキャップの方が企業価値全体を高めやすいことに尽きます。
大企業はさまざまな事業で構成されており、一部を改革しても企業価値全体の向上につながるとは限りません。ミッド・スモールキャップであれば、ワンストップでハンズオンを行い、企業価値全体の向上を見据えてわれわれも成果にコミットできます。
以前から注力したい領域でしたが、顧客側にハンズオン支援を受け入れられる体制が整っておらず、十分に取り組めないケースもありました。新会社の枠組みによって、支援できる企業の幅が広がると考えています。
――ミッド・スモールキャップを対象とするプライベート・エクイティ(PE)ファンドの中には、投資先企業に常駐して泥くさく経営改革を進めるところもあります。新会社はどのようなハンズオン支援を行い、先行するPEファンドにどう対抗していきますか。
新会社の投資戦略は、先行するPEファンドとどう異なるのか。次ページではハンズオン支援の具体策や他社との差別化、地域金融機関との連携について両社幹部に聞いた。







