最も危険なのは
「断定してしまうこと」
会議で部下の意見を引き出したいなら、まず管理職が変えなければならないのは断定口調です。
たとえば、「今期はこの方針でいく」「これでやろう」「こうするべきだ」と、上司が最初に答えを示してしまう。
上司本人は、わかりやすく方針を伝えているつもりかもしれません。
しかし、管理職の一言には大きな力があります。
上司が「これでいく」と言った瞬間、部下は「もう決まっているんだな」「反対意見を言っても無駄だな」と感じます。
ですから、私は管理職には「問いかけ上手になってください」と話しています。
「会社としてこういう方針が出ているけれど、みんなはどう思う?」
「このやり方について、何か気になることはある?」
そうやって、できるだけオープンな質問を投げかけるのです。
ただし、ここにも落とし穴があります。
「みんなどう思う?」と聞いたあと、数秒間シーンとなると、多くの上司は不安になります。
そして、「私はこう思っているんだけどね」と自分の意見を言ってしまう。
これをやると、結局また上司の答えが正解になります。
私は、沈黙もコミュニケーションの一部だと思っています。
部下は沈黙している間、「こんなことを言っていいのだろうか」「どういう順番で話せば伝わるだろう」と頭の中で整理していることがあります。
その時間を奪わないことです。
最初に意見を言った人への反応で
会議の空気は決まる
部下に意見を言ってもらいたいなら、会議だけを変えればいいわけではありません。
普段から1on1などで話を聞き、その人が何を考えているのか、どんなことに困っているのかを理解しておく必要があります。
その積み重ねがあって初めて、部下は会議でも「この上司なら何を言っても大丈夫だ」と思えるようになります。
そして、とても重要なのが、会議で最初に意見を言った人への対応です。
いわば「ファーストペンギン」です。
その人が、上司である自分の考えと真逆の意見を言ったとします。







