相手を不快にさせず、本音で話すには?

「言いたいことを相手に不快な気持ちを持たせずに伝えたい」ときに役立つのが「DESC法」です。

D(Describe)・E(Express)・S(Specify)・C(Choose)の頭文字を取ったもので、アメリカの心理学者ゴードン・バウアーらが提唱した、アサーティブを実践するための「型」です。

この順番で話すことで、相手に不快感を与えず、自然に伝えられます。

では、会議で対策を起案するシーンで考えてみましょう。

①D(Describe):事実を描写する

(例)「毎月の伝票処理について、月末に提出が集中してしまい、事務部門で2~3時間の残業が発生しています。早めの提出をアナウンスしてきたのですが、月末はみなさん忙しく、なかなか徹底されないのが正直なところです」

②E(Express):気持ちを伝える

(例)「もちろん、忙しいことは理解しています。ただこのまま毎月同じことが繰り返されることを少し懸念しています。今の手法では、限界があると感じていまして」

③S(Specify):具体的な提案をする

(例)「そこでご相談なのですが、月中に伝票提出の公式な締め切りを設けるのはいかがでしょうか。ルールとして明文化することで、アナウンスに頼らずに自然と平準化できるのではないかと思っています」

④C(Choose):選択を委ねる

(例)「忙しいみなさんにとってご負担になるかもしれませんが、事務担当の残業を大幅に削減できると見込んでいます。ぜひご意見をお聞かせください」

言いたいことは事前に構成を整理し、書き出しておこう

いかがでしょうか。これだと、提案を受けた側も嫌な気はしませんよね。

DESC法は、その場でとっさに使おうとするとうまくいきません。

感情が高ぶっているときに、4つのステップを守りながら話すのは難しい。

だから、事前に構成を整理し、書き出しておくのがおすすめです。

評価される人が感情的に反応しないのは、このプロセスを行っているからです。

落ち着いて話すと、相手に届きます。