主語を「私たち」に変えるだけで、印象が一変する
同じ内容でも言葉を変えるだけで、だいぶ印象が変わります。先ほどのセリフで見てみましょう。
×「会社のやり方は、顧客を無視していると思う」
○「顧客満足度を上げるために、私たちのやり方を一度見直せないでしょうか」
×「みなさんが忙しいのはわかりますが、締め切りを守ってください」
○「今、我々は締め切りを守れていません。とはいえ、忙しいせいでそうなっていると思います。一緒に解決策を考えませんか?」
×「みんなできているのに、○○さんはどうしてできないのですか?」
○「○○さん、私たちで何かサポートできることはないですか?」
一見すると、「主語を変えているだけ」。そんな表面的なテクニックにも見えるかもしれません。
しかし、実際に使ってみると、自分自身の視点が変わることに気づかされます。
職場のムカつく問題、同僚のイラつく行動、顧客の理不尽な要求……。
主語を「We」にすることで、「評価思考」ではなく、「解決志向」の視点で会話できるようになります。
「責める人」ではなく「一緒に考える人」になる
サポートできることはないか?
お互いが協力できることはないか?
お互いの合意点はどこか?
コミュニケーションこそが「本当の武器」です。
マーシャル・B・ローゼンバーグのセオリーは、実際に紛争地域(パレスチナ・イスラエル、アフリカなど)での調停活動にも使われ、これらは「対立を生まないコミュニケーション」として世界中に広まりました。
Youを使うと、相手は「責められている」と感じます。
Weを使うと、相手は「一緒に考えてもらっている」と感じます。
同じ問題を扱っていても、言葉ひとつで関係の温度が変わります。
言葉の主語を、今日から少しだけ変えてみてください。
あなたにとって、仕事の武器となることは間違いありません。








