質問は人を誘導するためではなく
自発性を引き出すためにする

【答え:1】

 質問は、人を誘導するためにするのではなく、相手の自発性を引き出すためにするものです。自然と「動きたくなる」を引き出すのです。直接動かすのは、指示や命令になります。

 質問は「自分の考えに誘導するもの」ではなく「相手の考えを引き出すもの」です。

指示待ち人間を量産する「クイズ上司」のウザすぎる特徴『質問の魔力 「よい質問」がすべてを解決する』(河田真誠 著、アスコム、税別1630円)
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 質問をするときについやってしまいがちなのが「自分の思っている答えに誘導する質問」です。先ほどの「質問をクイズ化しない」もここにつながります。これをしてしまうと、すぐ相手に見透かされてしまいます。

 質問をする目的は、自分でも気づかないような視点を見つけていくことです。

 でも、質問をする本人がすでに自分なりの答えをもってしまっているケースがあります。そうなると、どうしても自分の答えを正当化したくなってしまい、質問相手の回答を自分の答えに誘導していってしまうことがあります。

 これでは本末転倒。自分が思いもつかないような回答を見つけることが質問の目的でもあるのに、自分の答えに誘導してしまっては意味がありません。

 僕が、誰かに何かを質問する時には、意識的に答えをもたないようにしています。なので、「こうなってほしい」という気持ちもゼロにしています。

 あくまでも自分は、ただ質問を投げかけるだけ。相手が自分で考え、判断し、答えを出していくことを促していくだけです。答えをコントロールしようとしない。相手の中にあるものを引き出す意識をもつ。それが大切な心構えです。

 質問には常に目的があります。

「なぜこの質問をするのか」を自分で自覚しながら質問をしていかないと、答えがどんどんズレていきます。目的がズレた質問はしないという心構えが必要です。