中国のSNSをにぎわす
日本人の貧相な食事

 実は、以前から中国のSNSでは、日本人の食事量や内容がたびたび話題になっている。

「日本のサラリーマンの昼食がおにぎり一個とお茶だけ」「日本の学校給食は量が少ない」といった動画が投稿されると、「これは一食ではなく、一口分では?」「これだけで午後までお腹がもつのか」といったコメントが並ぶ。

 話題になった日経の記事を機に、再び日本の小学校の給食が注目された。前編で紹介した閲覧数10万を超えた記事は、日本の保護者がSNSに投稿した写真を取り上げ、白いご飯、具の少ないスープ、小さな魚の切り身、少量の野菜、牛乳といった献立を紹介。「先進国の日本で、次世代を担う子どもたちの給食がなぜこれほど質素なのか」と疑問を投げかけた。

 さらに、日中韓の学校給食の写真を並べて比較すると、日本の給食がいかに貧相に見えるかがうかがえる。「こんなに少ない量では、食べ盛りの小・中学生どころか、幼稚園児でも足りないのではないか。背が伸びるわけがないだろう」とコメント欄には批判的な声が目立った。

富山県砺波市のXに投稿された給食(※記事中で言及されている給食とは異なります)富山県砺波市のXに投稿された給食(※記事中で言及されている給食とは異なります)
筆者が中国の小学校で撮影した給食筆者が中国の小学校で撮影した給食

 もっとも、一枚の給食写真だけで日本の子どもの栄養状態を判断することはできない。また、日本の学校給食には栄養基準があり、自治体や学校によって献立も異なる。

 一方、中国の保護者の間には、「たとえ家計が苦しく、大人が自分の食事を減らすことになっても、子どもにはお腹いっぱい食べさせなければならない」という価値観が根強い。

 日本の給食の写真を見た中国人のネットユーザーは「もしこんな給食が中国の学校で出されたら、保護者が大騒ぎするに違いない。学校側が説明に追われることになるだろう」とコメントしていた。

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