写真はイメージです Photo:PIXTA
私たちは「成功すれば幸せになれる」と考えがちだが、実は「幸福感と仕事の成果」には、意外な関係があるという。では、幸せを感じながら、仕事でも力を発揮できる人にはどんな特徴があるのだろうか。※本稿は、東北大学加齢医学研究所臨床加齢医学研究分野教授の瀧 靖之『「中年の壁」を乗り越える最良の方法』(宝島社)の一部を抜粋・編集したものです。
主観的幸福が高い人は
ストレスを感じにくい
そもそも主観的幸福とは、何でしょう。これは、「自分がどれだけ幸福と感じているか」という概念のこと。この感度のちがいが、行動力や積極性、ストレス耐性に関わってきます。ある調査では、主観的幸福が高い人のほうが、収入レベルや結婚率も高く、友達も多く、寿命も長いという結果が出たそうです。
例えば、AさんとBさんが町内の役員に選ばれたとします。主観的幸福の低いAさんは、めんどくさいことを押しつけられたと感じています。一方、主観的幸福の高いBさんは、今までできなかったことが経験できると思い、選ばれたことをありがたく感じています。この後おそらく、Aさんは嫌々やることでストレスを募らせていくでしょう。Bさんは、役員に楽しみを見出し、人脈や活動の幅を広げていくでしょう。
このように、主観的幸福のちがいで、同じ事実に対する受け止め方に差が生まれ、その後の行動にも影響します。主観的幸福は、自分を幸せにするためのエネルギー源となる、ミッドライフクライシスの解決に欠かせないものなのです。これを手に入れる方法を紹介していきます。
同書より転載 拡大画像表示







