米国のヘルスケア株はもはや、市場全体よりも割安な水準では取引されていない。だからといって、それは売却すべき理由にはならない。テクノロジーセクターに対する投資家の警戒感が高まる中、安定感があり、利益が景気循環に左右されにくいヘルスケア株に対するプレミアムはしばらく持続する可能性がある。歴史が示すように、もし人工知能(AI)主導のブームが過去の過熱・崩壊サイクルと同じような形で終わるとすれば、ヘルスケア株は今後何年にもわたって市場全体をアウトパフォームする可能性がある。ヘルスケア株は過去数年間、主に政治的な圧力とAI関連株人気の高まりにより、市場における「お買い得品コーナー」に置かれてきた。バイデン政権とトランプ政権の下では薬価引き下げ圧力に直面したほか、保険会社に対する医療費請求の急増が投資家を神経質にさせた。1年前は、ヘルスケアセクターはSP500種指数に対して25%割安な水準で取引されていた。