考え込むスーツ姿の男性写真はイメージです Photo:PIXTA

仕事や人間関係で悩んでも、「誰かに相談したい」と思うほど、かえって打ち明けられなくなることがある。迷惑をかけたくない、自分で何とかすべき、相談しても何も変わらない……。そんな思いから悩みを抱え込み続けると、心身に思わぬ影響が及ぶことも。働く人2140人への調査から見えてきた、相談できない人の心理と、その先に待ち受ける現実とは。※本稿は、Smart相談室代表取締役・CEOの藤田康男『悩みの統計学』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。

悩みを抱えても
相談できない人々

 悩みを抱えたとき、「誰かに相談することが大切だ」とよく言われます。

 実際、家族や友人、同僚、上司、専門家など、悩みを打ち明けられる相手がいることは、心の健康を保つ上で大きな支えになります。しかし現実には、「相談したいのに相談できない」という人が少なくありません。

 Smart相談室(編集部注/働く人のモヤモヤを解消しメンタルが不調になる前にサポートする法人向け対人支援プラットフォーム)が働く人を対象に2026年5月に実施した一般調査(以下、「一般調査」)(編集部注/2026年5月、Smart相談室が「相談」をテーマに調査・研究。社会全体に潜む悩みの実態を把握するために、働く人2140人を対象にデータを分析した)のデータを見ると、直近1年以内に「相談した(できる)相談先がない」と回答した人は40.5%に上りました。