働く場所がない街には、若者もカルチャーも集まらない
私は、若者カルチャーへの最大のフォローは、「行政が手を出さないこと」だと考えています。
行政は、必要な場面では治安、衛生、交通といったインフラを整えます。けれど、行政が「ここを若者の街として守ります」と看板を掲げた瞬間、そこはもう若者の街ではなくなります。
リーダーの仕事の一つは、「どこに手を入れるか」を決めること。けれど、同じくらい大切なのが、「どこに手を入れないか」を決めることではないでしょうか。
表通りで天神ビッグバンが進み、付加価値の高いオフィスビルが建ち、グローバル企業や成長企業が入居する。働く場所が増え、給料の高い仕事が生まれる。東京に出なくても福岡で働けば自分の夢が叶うようになる。
そうやって街にお金と人が回るからこそ、周辺に「もう少し安いエリア」「もう少し自由なエリア」が生まれ、若者たちが流れ込んで新しい文化を生み出していきます。
働く場所がない街には、若者カルチャーも生まれません。仕事がないエリアに安いだけの空き店舗があっても、そこに人は集まらない。両方が回っているからこそ、街は健全に新陳代謝を続けていけるのです。







