「大学は行きたいけど、勉強はしたくない」は許されない

――大学進学は目的が大事ということですね。

びーやま:その通りです。しかもFラン大の場合は、入学時の努力もしていないので、進学できたこと自体にありがたみを感じている学生は多くありません。必死に勉強して入った大学だったら、「あれだけ頑張って入ったんだから」となりますが、それもないなので、ちょっと合わないなとなったら簡単に大学に行かなくなったり、やめてしまったりする。

 別に偏差値が低いからといって学費が安いわけでもないですから、こういったことはなるべく避けるべきだと個人的には思います。

――なるほど。入ってからの環境はどうなのでしょうか。

びーやま:決して授業のレベルは高くないと思います。学校によってはbe動詞などの中学レベルから授業がはじまるといったことも、過去に直接学生から聞きましたから。

 ただ、なかには面倒見がよくて、いい先生もたくさんいますから、そこからちゃんと頑張りたいと思っている学生にはチャンスはたくさんあると思います。実際、そこまで頑張れる学生は多くないので、先生たちもより親身になっていろいろ教えてくれるでしょうし。

 なので、結局は学生自身にどこまでやる気があるのかというシンプルな部分が、進学の価値を決めると思います。

――少し意地悪な質問をします。びーやまさんはFラン大に進学したいという学生がいたら背中を押せますか?

びーやま:正直背中は押せないですね。というのも、大学はやっぱりある程度の覚悟を持っていくところだと思うんです。レベル的にも。環境的にも。

 その前提があると考えたら、やはり多少はその本気度を受験勉強という形で見せないといけないと思うんですよね。たとえば、受験勉強はしたくないけど、大学では勉強したいんですって都合がいいじゃないですか。しかもそんな人が大学で頑張れる保証もないですし。

 そう考えたときに、僕は冒頭のようなよほどの事情がないと背中を押せないですし、そういった相談をされたら、それがどのくらい本気か見せてしいから勉強して上を目指そうと言いますかね。

――よく理解できました。たしかにおっしゃる通りですね。

びーやま:やっぱり、大学ってある程度の学力も覚悟も必要なところです。それでこそ入学後に充実もするでしょうし。なので、今の受験生にはちゃんと勉強して大学には入ってほしいと思います。