米中間選挙で民主党のアイオワ州下院議員ジョシュ・トゥレック氏は、同州で2008年以来民主党が有していなかった連邦上院の議席を獲得した。パラリンピックのバスケットボールで2度の金メダルを獲得した同氏は、ドナルド・トランプ米大統領の関税政策とイラン戦争を背景に、共和党の対立候補であるアシュリー・ヒンソン下院議員が逆風にさらされたことで恩恵を受けた。AP通信によると、開票率91%の時点でトゥレック氏が50.9%、ヒンソン氏が46.1%の得票率となっている。この勝利は民主党にとって重要な6議席目の上院議席獲得となり、次期議会での上院の主導権を握ることが確定した。この選挙戦は、燃料や肥料などのコスト高と穀物価格の低迷を背景とした米国農村部の経済不安の中、全米で最も競争が激しく資金もかかる選挙戦の一つとなった。トランプ大統領が終盤に農家向けに約束した80億ドル規模の経済支援も、ヒンソン氏を救うには至らなかった。