「忙しそうだし、後でもいいか」。
これがすべての原因!

【Aさん】
「この稟議を通すためには、今週中に、部長に見てもらわないといけないんだけど、今は別の人と話し込んでいるな。明日と明後日は空いている時間が多そうだし、日程調整は後でいいか」

(その日の夜)
「部長、夕方にミーティングへ出かけてから全然帰ってこないな。今日はもう帰らないといけないから、明日の朝に調整すればいいだろう。よし、今日はもう帰ろう

(翌朝)
「ええ!部長、今日は体調不良で休みだって!困ったな、せめて明日のどこかで見てもらわないと……。こうなれば、とりあえず明日の部長のスケジュール表に会議の予約を入れておこう。あれ、すでに他のスケジュールで埋まっている。しまった、昨日の夜に部長が予定を追加してしまったのか……。ああ、昨日のうちにせめて書置きでもしておくべきだった……

 結局、Aさんがどうしたかというと、その翌日は早朝出社して稟議書とチェックポイントを整理した資料を用意しておき、部長の出社直後をつかまえて、見てもらうことができました。思い立った時に行動に移していれば、ここまで苦労することはなかったでしょう。