緊急性と重要性を伝えれば、
どんな相手でも必ず動く!

 私の場合、相手のスケジュールをイントラネット上のスケジューラーシステムで確認し、空いている時間を見計らって声をかけます。声をかける相手がスケジューラーを使っていないなら、前日夜、もしくは当日朝に、「後ほど伺いたいことがあるので、声をかけても良さそうな空き時間を教えて下さい」と質問しましょう。そうすれば、相手はあなたからの質問を受けつけるタイミングを意識するようになります。

 もし突発的に声をかける必要があるなら、それがどれくらい緊急性と重要性を伴う話なのかを伝えるようにしましょう。声をかけられた相手はその2点をもって、この場で話を聴くべきかどうかを判断します。たとえば、次のような伝え方です。

「課長、本日中に確認しないと、部長への報告準備が遅れる恐れがあるため、教えていただきたいことがあります。少しお時間よろしいでしょうか?」

「本日中」という緊急性と、「部長への報告が遅れる」という重要性をそれぞれ盛り込んであるため、話を続けて聴くかどうか、聴き手はその場で判断することができます。

(次回掲載は、現在未定です)


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「いま忙しいから後にして!」。<br />イライラ上司をつかまえる2つのコツ!価格:1470円(税込)
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「膨大な仕事量を、いかに効率よく、質を落とさずやるか」。現役の外資系コンサルがやっている、仕事をサクサク片づける方法、公開!

 速くて質の高い仕事をするコツは、たった1つ。
それは、”仕事を「小分け」にして、「カタ」にはめる”ことです。このメソッドを具体的にいえば、

(1)仕事を切りの良い単位で、小分けにする
(2)小分けにした後は、やるべきことに注力して効率的に行う

ということです。
「仕事を一気にまとめて行うのではなく、やるべきことを分解し、1つずつしっかり処理していく」というイメージです。

 これこそが、膨大な仕事量をこなし、かつ質の高いアウトプットを求められる外資系コンサルのルールなのです。上記に加えて、本書では、仕事そのものの質・スピードをアップさせるための4つのスキル、「聴く」「伝える」「段取る」「動かす」も徹底解説いたします。

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