ただし、「すべてなんの問題もない」という時期はなかなか訪れないものです。会社のタイミングに合わせようとすると、家族が困るなど、どこかに不都合が生じることが多いと思います。起業を実現したいなら、多少の不都合があっても、最大公約数的な時期を強引にでも定める決断が必要です。
このようにして時期が定まったら、「起業ノート」に大きく「201○年□月△日に独立する!」と記入してください。
独立時期を決めたら、ノートや机の前に「起業まであと○○日!」と表示すると、グッと現実味を帯びてきます。時期が明確になると、独立することへの期待感で、準備が楽しく感じられるようになります。また、定めた時期はフィックスされたものとしてとらえて、気持ちがぐらつかないようにすることが肝心です。
ただ、起業準備が順調に進めば、時期を前倒しにしたくなる場合があります。そのときは、再度、先の(1)~(2)の観点を検討し、大きな問題がなければ時期を早めてもいいと思います。実際、私が相談を受けた方の3割ほどは、定めた時期が早まったという結果になっています。
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独立したければ、まず1冊のノートを用意しなさい。なぜなら、うまくいっている起業家は、準備過程を記録しているから。逆に、起業で失敗する人は、記録を残していないことがほとんど。成功する人はノートに何を書いているのかを中心に、起業のポイントを抽出する。事業プラン、スケジュール、資金計画、マーケティングなど成功に導くためのノウハウ満載。
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