運用実績はここをチェック

 まず、保有する投資信託の運用状況が、同じカテゴリーの平均と比べてどの程度よいのか、あるいは悪いのかを確認します。

モーニングスターのウェブサイトで自分が保有している投資信託の個別詳細画面を表示させ、「リターン」タブの「期間収益」から1ヵ月リターンの推移をチェックしましょう(下図)。カテゴリー平均に比べて運用実績はどうか、カテゴリー内での順位は適切に保たれているかもあわせて確認します。

この一手間でパフォーマンスに差がつく!<br />意外に知らない運用管理のノウハウ「リターン」→「期間収益」→「1ヵ月リターン」を表示させる。ここではカテゴリー平均と比べてどのくらいのパフォーマンスを上げているのかをチェックすることができる。
※図は〈ニッセイ 日経225インデックスファンド〉(2013年12月2日)の例。
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運用資金の推移はどうか?

 第2のポイントは運用資金の推移です。運用資金が急増したり、逆に急激に減ったりすることは、運用パフォーマンス上好ましいことではありません。下図の要領で、保有する投資信託の運用状況を確認するようにしてください。

この一手間でパフォーマンスに差がつく!<br />意外に知らない運用管理のノウハウモーニングスターのウェブサイトで、詳細画面を表示。「リターン」タブ→「月次資金流出入額」をクリックすると、運用資金の推移グラフを確認することができる。
※図は〈ニッセイ 日経225インデックスファンド〉(2013年12月2日)の例。
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 たとえば下に示す例のように、直近の運用資金が際立って目減りしている場合は気がかりですから、その後もしばらくは注視する必要があります。

この一手間でパフォーマンスに差がつく!<br />意外に知らない運用管理のノウハウ資金流出が続いている投資信託の例。この傾向が3、4ヵ月で済めば問題はないが、6ヵ月以上続くようなら売却を検討する。
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