「Howの時期」にはがむしゃらに働く

一生ブレない自信、しっかりとした軸を持っている人には、人生のどこかでがむしゃらに働いた経験があるものです。その経験から自分は「やればこれだけできる」「これだけ稼げる」という自信を得て、先々のキャリアが大きく発展していくのです。

 では、「がむしゃら」とは、どのくらいでしょうか?

1週間は168時間、月曜から金曜まで1日8時間働けば40時間です。1日8時間というと、それなりの労働時間だけれど、168分の40と考えればたった25%弱です。1日6時間睡眠をとったとしても、まだ50%にも満たないのです。

特にプレイヤーとして一つのスキルを身に付けるべき、20代、30代はこのくらい働いてちょうどいい。私自身の経験からしても、人間、その程度ではぶっ倒れたりしません。

 私自身は「仕事は趣味」「趣味は仕事」という人間ですから、働いている限りストレスはゼロ。若い頃は週に80時間、今でも週に60時間弱働いているけれど、つらいと感じたことはありません。ひたすら趣味に没頭しているだけですから当然です。お金のために働いているという意識もないし、なにしろ長時間夢中でやっているので稼いだお金を使う暇もないのです。

人のキャリアには「Howの時期」と「Whatの時期」があります。具体的なスキルを身につけるのが「Howの時期」、そのスキルをもとにマネジャー的存在となって人をまとめ、率いていくのが「Whatの時期」です。

 そして、20~30代は誰もが「Howの時期」。とにかく「元銭」を稼いで自己投資する。すると、40代でその投資がグッと効いてきます。

 次の記事掲載は3月3日です。


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