2.会社にお金を貯めるには、法人税の支払いが不可欠
資金繰りに困っていない黒字社長の経営スタイルを見ていると、「黒字良し、納税なお良し」の財務方針を持っておられます。
これは、金持ち会社だからできること、と思っておられる方がいらっしゃいますが、どの黒字企業も会社のお金を貯めてきた過程で、必ず法人税は払っています。
会社の財務体質を良くしよう、手元資金を貯めようと思うのであれば、黒字にするのはもちろんのこと、法人税をはじめとする税金の支払いの洗礼を受けなければなりません。
仮に、この洗礼を受けずして会社にお金を貯めるのであれば、社長自身の個人資金を会社に貸し付けるか、資本金を増資するといった方法を取ることになります。しかし、この方法では一時的に手元資金は貯まるものの、継続的に手元資金が貯まる方法とは言えません。
利益を出すことは勿論ですが、「納税してお金を貯める」覚悟を持った社長だけが、黒字社長になれるわけです。