日本マクドナルドは、
これからどこに向かうのか
固定資産の部に目を向けてみると、建物及び構築物が前期の第四四半期以降、一貫して増加しているのがわかります。
さらに、負債の部では、買掛金の残高が当期の第二四半期から激減しており、仕入条件の何らかの変更があったことが伺えます。
こうした貸借対照表から読み取れる会社内部の管理体制の変化がコスト増に結びついている可能性も否定できません。
つまり、日本マクドナルドの業績不振は、「消費者に飽きられて顧客が流出した」といった単純な問題ではなく、また外食市場の縮小や円安といった会社外部の要因だけで片付けることもできません。
原田氏は2月20日付の日本経済新聞のインタビューにおいて、「後継者の育成が最も難しかった」と述べています。その言葉通り、今、日本マクドナルドが抱える問題は、とりわけ経営管理の問題だと言えるのではないでしょうか。
(次回掲載は、未定です)
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