消費税を瞬時に計算する
3つの方法
消費税を暗算で計算するには主に3つの方法があります。
1つ目は、暗記を利用した方法です。
税抜価格が100円なら、消費税(8%)は8円、
税抜価格が1000円なら、消費税(8%)は80円、
税抜価格が10000円なら、消費税(8%)が800円
まず、これだけを暗記してください。
■税抜価格 消費税(8%)
100円 → 8円
1000円 → 80円
10000円 → 800円
カンタンですね。
その上で、次の場合を計算してみましょう。
【例題】税抜価格が3200円の場合の消費税(8%)は何円か?
3200円=3000+200なので、まず、3000円にかかる消費税を求めます。1000円(税抜価格)の消費税(8%)は80円なので、3000円なら
80×3=240円ですね。
次に、100円(税抜価格)の消費税(8%)は8円なので、200円にかかる消費税は、
8×2=16円と計算できます。
この240円と16円を足せば、消費税額は、240+16=256円と求めることができます。
これなら、頭の中で、パッと計算できるでしょう。
このように、基本となる計算結果をいくつか暗記しておいて、より複雑な計算をするときに使うという方法は、計算が得意な人、数字に強い人がよく使っているテクニックの一つです。
拙書『ビジネスで差がつく計算力の鍛え方 「アイツは数字に強い」と言われる34のテクニック』では、このような暗記を活用したテクニックも紹介しています。
ちなみに、消費税額はざっくり計算できればいいというときは、3200円のうち千の位だけに注目して、80×3=240円と計算し、
「消費税は240円よりちょっと多い額」としてしまうこともできます。
これだと、数千数百円の商品の場合、最大80円の誤差が出ることになりますが、「500円(外税)の商品の消費税は40円」ということも覚えていれば、誤差は40円まで減らせます。
もっとも、数千数百円の商品なら、数百円の部分もきっちり計算しても、そう難しい計算にはなりません。
頭の体操と思って、数百円の部分も頭の中で計算する習慣をつけてみるのもいいでしょう。
買い物しながら計算力もアップできて一石二鳥、とも考えられます。