回答8:共通の知人である
新郎・新婦を話題にする

 席次を決めた新郎新婦にとってもテーブルの様子は気になるもの。
 和やかな会話で盛り上げて安心させてあげるのも大人の礼儀です。

 何はなくとも、まず自己紹介。
 新郎との関係がわかれば相手も「大学時代の彼はどんなタイプでした?」と聞いたり、こちらから「無口だった彼が今や営業マンなんですね。ちゃんと務まってますか?」と逆質問したりと、今日の主役をネタにした会話が始めやすくなります。

 さらに「新郎のところにお酌しに行きませんか」と声をかけて席から動かしてしまうのも効果があります。
 新郎が「こいつは大学からの親友で田中。同じテニスサークルだったんだ」、「彼は会社の同僚。テニスはプロ級の腕前だから、今度教えてもらおうぜ」などと、以降の話題になりそうなネタを出して、仲を取り持ってくれるかもしれません。

お役立ちフレーズ8
「大学時代の彼はどんなタイプでした?」

次回は、新入社員との距離の縮め方についてお話しします。

(次回は4月28日更新予定です)


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本書では、「会話にちょっと困る」101の場面について、場を和ませて相手とうちとける「最初のひとこと」を紹介しています。
回答するのは、『雑談力が上がる話し方』でおなじみの明治大学の齋藤孝教授。
「エレベーターで社長と2人に。緊張して話せません」
「保険のおばちゃんの長話を何とか切り上げたい」
「無口な部長と2人で出張。会話が不安です」
など、さまざまな場面を取り上げています。
これを読めば、もう雑談で困ることはありません!

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