錦織圭が夢のトップ10入りも時間の問題
女子卓球の15歳以下では日本選手が1~3位を独占

 今、最も気になるのは前述したプロテニス・錦織圭のATPシングルスランキングだろう。現在は17位だが、27日に決勝が行われたスペイン・バルセロナオープンで優勝。今季は2月の全米国際インドアテニス選手権に続くATPツアー2勝目で、ランクが上がるのは確実だ。錦織が到達した最高ランクは昨年末の11位で、そこに再び近づけそうである。つきものだった故障もなく、このまま順調にプレーを続けることができれば夢のトップ10入りも時間の問題だ。

 なお、最新世界ランクで錦織に次ぐ日本人は136位の添田豪。また、錦織以前の日本人男子の最高ランクは松岡修造の46位だ。このデータから見ても、錦織がトップ10入りに近づいているのがいかにすごいことか分かる。

 女子テニスのWTAシングルスランキングで100位以内に入っている日本人選手は3人。86位の森田あゆみ、96位の土居美咲、98位のクルム伊達公子だ。伊達は全盛期にはアジア出身選手としては最高(当時)の4位までランクを上げたが、38歳で現役復帰した後は、年齢的な問題もあって思うような成績を残せていない。もっとも選手層が厚いプロテニス界において43歳で100位以内をキープしていること自体すごいことではある。

 28日から東京で開幕した卓球世界団体選手権に出場する日本選手にも世界ランク上位者は少なくない。日本女子の二枚看板、福原愛と石川佳純はともに9位。平野早矢香は22位。また、今年3月のドイツオープンと翌週のスペインオープンのダブルスを制した中学2年生コンビ、平野美宇は49位、伊藤美誠は63位にランクされている。この順位は一見低く感じるが、15歳以下の世界ランキングで見ると1位が平野、2位が伊藤、3位にも加藤美優が入っており、日本選手が上位を独占している。今後、彼女たちが順調に実力を伸ばせば日本女子は卓球で黄金時代を築く可能性だってあるのだ。

 一方、男子は11位に水谷隼、16位に丹羽孝希、17位に松平健太、22位に岸川聖也がランクされている。高レベルの選手は多いが、トップの選手に勝つのは厳しいという状況。チームワークで弱点を補える団体選手権での好成績を期待したい。