悩みを抱える。問題に直面する。人がうらやましくなる。人生は、自分の思い描いた通りにはなかなかいかないものです。そんなとき、あなたの心の支えとなってくれる「3つの言葉」をご紹介します。

苦しいときこそ、
この3つの言葉を思い出していた。

 生きていく上で、僕は3つのキーワードをいつも大事にしています。
 それは「まあいいか、それがどうした、人それぞれ」です。
 この3つの言葉を思い描いていれば、たいていのことはやり過ごすことができます。

 最初の「まあいいか」は、いい意味での諦めを指します。

 松下電器時代、上司に怒られることはたくさんありました。漫画家になってからも、常に順風満帆で、最高の作品を連続して描けたわけではありません。周囲の人とちょっとしたトラブルになることもあれば、「良かれ」と思ってやったことが、かえって反感を買ったこともあります。

 そんなとき、とにかく僕は「まあいいか」と思うようにしています。

たいがい人は「どうにもならないこと」をくよくよ悩んでいるものです。「過ぎてしまったこと」「起こってしまったこと」にいつまでも怒っている、というケースも多いのではないでしょうか。

 でもそれは精神衛生上良くないし、そもそも時間と労力の無駄遣いではないでしょうか。