――この取り組みはいつから始めましたか。

 12年にバンコク・グラスFCと提携をしてから12年、13年と今までに2回行いました。まだまだ大きな成果が見えていませんが、今年も3回目を行うつもりです。

――東南アジアの選手がJリーグに加入していますが、セレッソ大阪は選手の獲得にも前向きなのでしょうか。

 正直に申し上げると、今は獲得するつもりはありません。レコンビン選手やイルファン選手が日本でプレーしていますが、セレッソではスタメンとして出場できないと思います。

 また、ビジネスとして獲得し、トップチームに入れるのは選手に対して失礼だと考えます。

 セレッソは、30年には、スタメン選手のうち、全ての日本人選手を、自分たちのアカデミーから育った選手で構成することを目標にしています。

 例えば11人中8人は育成組織出身の選手で、残りの3名は外国人選手といった構成です。その外国人選手3名の中に、東南アジアの選手が実力で入る可能性はあるかもしれませんが、ビジネスという視点のみでトップチームに加入させることはありません。

 ただし、今後、Jリーグのチームがセカンドチームを持てるような制度、条件が整い、J3に参入できるようになれば、東南アジアの選手がセカンドチームにいる、ということはあり得ると思います。そこにいるのは山岡育英会の奨学金をもらって育った選手になると思います。

――今後、タイ以外のアジアの国に進出する予定はありますか。

 もちろんあります。12年にJリーグがミャンマーのプロサッカーリーグである、ミャンマーナショナルリーグとのパートナーシップ協定を締結した後、私はすぐにミャンマーに向かいました。

 しかし、民主化が行われたといっても当時はまだまだビジネスの環境整備ができておらず、締結には至りませんでした。

 あれから2年経った今、ようやく環境が整いつつあります。6月28日には、日本ミャンマー外交関係樹立60周年記念のチャリティーマッチ、「ヤンマーカップ」を開催します。

 セレッソ対ミャンマー代表の試合をヤンゴン市内で行いますが、試合後、ミャンマーのサッカークラブから、パートナーシップのオファーが来るかもしれません。