大雑把に現代語訳すると、「二杯酢におろしにんにくを入れて鯛の刺身を食べたいなあ。ミズアオイのスープなんていらないのに…」という意味になります。

鯛の刺身にんにく添え
【材料】鯛の刺身、または薄造り…1パック/にんにく…1~2片/酢…大さじ1/醤油…大さじ1.5
【作り方】 ①鯛の刺身に、酢と醤油を混ぜた二杯酢を添え、おろしにんにくを溶かしていただく。

 現代では、おろしにんにくを薬味にする刺身と言えば、野趣あふれる「鰹のたたき」ぐらいですが、この頃の貴族が淡白な白身の刺身をにんにくで食べていたとは驚きです。

 今回、この料理を再現するに当たって、おろしにんにく+二杯酢を始め、おろしにんにく+醤油、おろしにんにく+煎酒を試してみましたが、なるほどどれも悪くないお味です(筆者のベストはにんにく醤油でした)。

 特に、梅雨や夏場を乗り切る目的でいただくには最適なお料理ではないかと思います。

にんにく醤油漬け
【材料】にんにく…1玉/醤油…適量/大根…5cm幅
【作り方】 ①にんにくの皮を剥いて1/2~1/4に切り、保存容器に入れて、にんにくが被るまで醤油を加え、冷蔵庫で保存する。②にんにくに色がついたら食べごろ。そのままいただく、炒め物に加えるなど。皮を剥いてスライスした大根に巻いていただいても。