あらゆるものがシェアされるようになってきた。Airbnbによって空き部屋が旅行者にシェアされ、DogVacayによって犬好きの米国人の時間が旅行に出かけたい飼い主にシェアされた。お次は「シェフの時間」がグルメな人たちにシェアされ始めている。

 「Feastly」は、食事を作りたい人と食べたい人をマッチングさせるサービス。今年1月にベータ版がローンチされ、今は米国のニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントンD.C.の3つの都市に絞って展開されている。エリアは順次拡大していくものと思われる。

食事を作りたい人と食べたい人をマッチングする<br />米国で話題の新サイト「Feastly」の魅力アマチュアシェフが大ブレイクする可能性も秘めている「Feastly」

 仕組みはこうだ。食事を作りたい人は、まず氏名、自分の写真、略歴、電話番号、調理経験、サービスを利用する目的などの基本情報を入力して登録。続いて、自身で考案したメニューをアップロードする。3品のコース料理が主流だが、ワンプレートものもあるようだ。そして、価格や日時、ドレスコードなど詳細を設定。あとは食べたい人からのオファーを待つのみ。

 食べたい人は、Facebookアカウントもしくは登録したメールアドレスとパスワードを入力してログイン。エリアや価格、日時、キーワードなどで検索する。ちなみに価格は無料~200ドルまでの範囲で設定することができるが、Feastly共同創業者のNoah Karesh氏によると平均価格は約35ドルだそうだ。予約する際は、こちらも略歴などを明かす必要がある。