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食事を作りたい人と食べたい人をマッチングする
米国で話題の新サイト「Feastly」の魅力

岡 徳之
2014年6月13日
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 これまでにない食事のスタイルだが、潜在的な需要はある。作る側としては、たとえばお店は持てないが誰かに食事を振る舞いたいと考えるアマチュアシェフのニーズ。プロのシェフにも、試作段階のメニューへのフィードバックを得たり、マンションの一室で客をもてなすプライベートレストランに集客したいという希望があるかもしれない。

 食べる側としては、作る人によって異なる家庭料理の味を楽しみたいというニーズ。これは特に海外から訪れた旅行者に多いかもしれない。そして、その街でよく知られたレストランにはもう行き尽くしたという、ちょっと変わったグルメ通の欲求だ。

 とはいえ、見ず知らずの人が作った食事を食べるのには抵抗を感じる向きもあるだろう。特にアレルギーのある人は食事に使われている食材に敏感だろう。そこでFeastlyでは、食材をメニューに明記するよう推奨されており、さらに安全で健康的な食材が使われているかを確認するために、訪問なども含む手段でシェフを把握しようとしている。

 一方で作る側も、見ず知らずの人を家に招き入れる側にも不安はある。まずは近しい間柄の人だけを招待したいという場合は、予約する際にパスコードの入力を求めることもできる。そうすることで紹介制に設定することができるのだ。

 Feastlyは食事の代金の一部が運営会社に支払われるビジネスモデル。「シェア」に基づくビジネスのアイデアは、あらゆるリスクと背中合わせにありながらも、これからも続々と生まれてきそうだ。

(岡 徳之/Noriyuki Oka Tokyo & 5時から作家塾(R)

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