「防災丸かじりセット」の中身の一部。左から、丸かじりチキン(カレー風味)、ウインナー、パンの缶詰、バランスクッキー、ドライなっとう、炭焼きチキン。 ※他にあぶり焼きチキン、イタリアンリゾット、コーンスープが入っている。ただし、リゾットとドライなっとうは自衛隊の戦闘糧食には含まれていない

「コーンスープは普通に美味しかったが、他は正直、それほど美味しくない。どれもメニュー名と実際の味にギャップがあって、食べるとショックを受ける。パンがうまい?あんたらはおかしい」。さすが自称グルメ、言いたい放題で、「冷たいという点も、マイナスポイント」との暴言も。非常食に何を言っているのか。

 率直に言えば、試食中のテンションは下がり気味であった。やはり非常食は非常食という感じで、総じて「美味!」というほどものではなく、締め切り間際でささくれ立った記者たちの心を慰めてくれるには至らなかった。

 次の「防災あつあつセット」に期待がかかる。これは戦闘糧食Ⅱ型の中では「主食」に当たるもので、ヒーターが付属しており、火を使わずとも名前通り熱々の食事が取れる。メニューは、隊員人気トップ3の「ウインナーカレー」「中華風カルビ」「すき焼きハンバーグ」の3種。それぞれ白飯が付いてくる。

主食はヒーターがセットになっており、レトルトパックと水を入れると勢いよく蒸気が吹き上がる。20分ほどで簡単に熱々の食事ができる

 ヒーターとレトルトパックをセットし、水を注ぐと勢いよく蒸気が噴き出した。テンションが上がる。

「中華カルビは普通にいける。カレーもうまい。ハンバーグはスーパーで売っているレトルトのイメージで少々安っぽい。全般に味が濃くて好き」

「カレーは普通にうまい。他はいただけない。やはりメニュー名とギャップがある。非常食とはいえ、もう少し工夫の余地はないのか。ただ、白飯はおいしい」

隊員の人気トップ3メニューという「ウインナーカレー」「中華風カルビ」「すき焼きハンバーグ」(左から)。ボリュームは十分で、かなり腹にたまる

「少々味が濃いめだが、普通においしいレトルト食。ハンバーグもそういうものだと思えば決して悪い味ではない。ただカレーは何か少しクセを感じる」

 試食していると、匂いにひかれ、残業中の編集部員がわらわらと集まってきた。ミリメシは、口さがない記者たちの文字通り“餌食”となった。それらの感想も、お伝えしよう。

■ウインナーカレー
「おいしい。大好き」「普通においしいカレーだ」「この中ではダントツにうまい」

■中華風カルビ
「ピリッとしてていい。全然いける」「めっちゃうまい。これが一番」「何とも言えない味。おいしくはない」。おおむね好評、意外にも帰国子女の記者2人からは、これが一番の高評価だった。

■すき焼きハンバーグ
「ハンバーグじゃない。見た目からして無理」「大豆か、魚肉が入ってる?」(材料は牛肉と鶏肉)「普通のレトルトハンバーグ」「すき焼き部分は普通においしい」

 好みは分かれたが(特にハンバーグ)、おおむね好評であった。特にカレーと白飯は、皆一致して、評価が高かった。さすがは隊員人気No.1、日本の国民食というところか。

※試食レポートは記者の主観的な評価です。