ソニーのスマートフォンは何を狙うべきか?

 しかしソニーのスマートフォン事業は低迷しています。

 エリクソンとの提携・合弁(2012年解消)も実を結ばず、2013年では1位サムスン電子、2位アップルに大きく差をつけられた7位(シェア3.5%)に過ぎません。

 2014年初、CES 2014でソニーは「2015年度には8000万台を売る!」と打ち上げました。13年度の約2倍です。これからさらに地域的拡大、キャリア対応を進めるから、と。

 それで本当に2強に追いつけるのでしょうか? アップルiPhoneの強さが永遠とはまったく思いませんが、サムスンGalaxyはさらに強大です。中国の小米科技(Xiaomi)*6)などの新興メーカーがハイスペックな低価格品で新興国市場に浸透してきています。

ソニーの強みは、どこにあるのでしょう?

 ・防水機能
 ・音楽・カメラの高機能、スピーカーなどとの連携
 ・PlayStationとの連携
 ・4Kテレビ(シェアトップ)との連携

 端末自体の独自機能、既存事業との連携がきっとさまざま挙げられます。でもきっとそれらでは足りないでしょう。

考えうるものをすべて試し、それを貪欲に取り込み続けること。あらゆるニッチを開拓していくこと。それを積み上げることしかありません。

 たとえば、HTC Jが捨てた「Dropbox 25GB無料」なんていい策です。ソニー自体の無料ストレージを売り込んでいる場合じゃありません。

 ただし、積み上げたニッチをただ端末に詰め込まないこと。それでは昔の「やたら最初からソフトが詰め込まれたVAIO」の二の舞です。ユーザーが必要な機能だけを上手に提供する工夫をお願いします。今回も要らないものが裏でいっぱい走っていて、電力消費が大きすぎて焦りました……。

 モバイルワールドでの復活目指して、ガンバレ、ソニー!

*6 2011年創業。2014年上期のスマートフォン販売台数2611万台。

参考資料
・「Sony、今後2年で「Xperia」を8000万台に倍増させてスマホ市場シェア3位をめざす!電池事業の売却も見送りに」S-MAX
・「世界初 積層型CMOSイメージセンサー“Exmor RS”を商品化」ソニー

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