35歳、女性。マーケティング部長、年収1600万円。
35歳の女性が、大手事業会社のマーケティング部長(年収1600万円)へ転職。これは、弊社がキャリアチェンジを支援した相談者の転職事例です。実際には、手当等がついて200万円程度はさらに高い収入になります。この女性は、どうしてこのような高いポジションを得ることができたのでしょうか?
彼女は新卒で日系大手企業へ総合職として入社し、同期入社の社員と一緒に営業部門へ配属されました。しかし数年が経ち、希望する経営企画やマーケティングの仕事に就くまでには何年もかかるうえ、その部門の幹部となるにはさらに10数年かかることに気づきます。
悩んだ末に、20代後半となった彼女は、転職の相談にやってきました。そこで、私と一緒にキャリアを設計し、夢を実現するためのキャリアを歩み出しました。
彼女が成功した理由
まず、外資系コンサルティングファームへ入社し、大企業の戦略立案や海外マーケティングのプロジェクトを数多く経験しました。コンサルタントの仕事に慣れるまでにやや苦労した時期もありましたが、34歳で無事にマネージャーに昇格しました。
そして、豊富なマーケティング経験と高いリーダーシップを買われた彼女は、人気の大手外資系企業のマーケティング部長に35歳という若さで抜擢されました。同社でも最年少クラスでの抜擢です。彼女は7、8年で、念願だった事業会社のマーケティング部門の幹部となったのです。
彼女は、特別な資格や人脈を持っていたわけでもなく、特別に高い実績を挙げたわけでもありませんでした。他の人が絶対マネできないような「特別なこと」はありません。彼女が成功した秘密は、自分の目指すゴールであるキャリアビジョンに至るためのルートを定めたキャリア戦略をつくり、実行したことにあったのです。