毎月課題を提出させ
コメントをつけて返送した
さて、A社ではどのような内定フォローのやり方をしているのでしょうか。
その手法はいたってシンプルで、月一回、内定者に課題を提出させ、それに対して人事部の採用担当者がコメントを書いて返送するというものです。
前回書いた、仕事と会社について語り、コミュニケーションを図ることを、課題(=手紙)という媒体を通して行っているのです。
この手法について、新入社員はどのように評価しているのでしょうか。
ナカヤマさん
「初めは、何のためにこれをやるのかがわからなくて、毎月、文章を書くのは面倒だな、と思っていました。でも、担当の方が書いてくれるコメントを読むのが、だんだん楽しくなり、励みになりました」
スドウくん
「毎月、提出期限が決められているのですが、それを守れず、遅れて出したことがありました。担当の方からのコメントには、“これはビジネス文書だから、遅れてはいけない”と書かれていました。今考えると、怒ってくれる人がいてよかった、と思います」
驚いたのは、ヤマダくんの話です。
ヤマダくん
「わたしは、このやりとりがなければ、この会社には入っていなかったかもしれません」